基準10MHzの味見記録 其の参-え
GPS Time and Frequency Reference
Receiver HP
58503A GPSDO 10MHz
動作NGとして引き取った58503Aなのであるが、途中筆者の半年入院があったこともあり、およそ1年掛かりの修理+動作Reviewとなってしまった。
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動作NGのdebug調査・動作検証・修理
◆NG品を受け入れCheck であるが、58503Aで必要なのは外付け電源検証では +5V/2A, ±15V/1Aの3出力が要求される結果であった。 |
■外部電源を使っての58503A動作検証 58503Aで実際使われるのは+5Vと±15Vの3電源に対し、 手持ちに3出力電源hp E3630A (最大+6V/2.5A, ±20V/0.5A)が有ったので試したが、 案の定Power不足で±15Vの電圧設定が不可でAlarm点灯停止 搭載しているOCXO10811-60159の内部Ovenの電源起動WarmUp時に±15V電源 からの供給電流がおよそ±0.8A必要とされる。WarmUp時のみ電源2台追加で凌ぐと、 その後の定常時は E3630Aのみでも充分。 ということで、アンテナを接続し、約1時間で目出度く無事GPS Lock♪ 一通りの性能検証を実施 → 結果:OK ということで、本体は異常無し |
■代替SW電源 手っ取り早い修理あんとしてMAP55-4003を中古を含め て捜したのであるが、高価過ぎて手が出ない。 また+5V, ±15V出力で見合う電流能力のSW電源が なかなか無い。上↑調査結果を踏まえ、なんとか漸く 見つけたSW電源がこれ↓ ↓Clickして拡大表示 |
■58503Aに組み込んだSW電源RPT-75C 筆者は手が不自由になった為、バイトで手伝って貰っているD1院生のA君に組み込んで頂いた。コネクタ部の接続改造は見事! |
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●10MHzの質的検証
58503A 10MHz出力波形 振幅2.1Vp-p, 732mVrms /50Ω終端時 上記の理由から、Z3801A, Z3805Aと殆んど同じ波形です。
出力10MHz Carrier近傍スペクトル 出力Level 10.3dBm
出力10MHz高調波比(Harmonics) 2ndに対し-28.4dBc
●10MHz出力の周波数安定度確認
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